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Into The Swamp Hokkaido Tour Summer 2016


昼に夜に貧乏暇なし、東奔西走を続けるアキラホテルコングレス氏。

いったい何がやりたいのだろうか?

正味3日関東に滞在しまた京都に突撃するという流浪のやさぐれ男を川崎市内で捕獲。今月中旬の北海道ツアーについて、また新譜についても掘り下げることに成功した。

新丸子マガジン(以下SM):北海道ツアーの全貌がようやく決まったようですね。いまなぜ北海道なんですか?

Akira Hotelcongress (以下AH):北海道といえばサッポロ・クラッシックに代表されるようにビールがうまいというのがありますよね。沖縄のオリオンと同様にビールがひとつのモチベーションにはなっていますね(笑)。 いや、真面目な話をすると、2月に北海道ツアーをした時にやはりアウェイでやることの大事さに改めて目覚めたというのがあるかもしれないです。そして、活動の幅を広げているんだよ、ということを病床で頑張っているともゆき師匠に実感してもらうには… 近くの知らないところよりも、極端に遠いところでゼロからやっている、ということが良い刺激になればいいなぁと思っています。ともさんがいつか戻って来る時までHotel Congressとして活動を続ける、というのが当面の目標なので。そういう意味では北海道ツアーもともさんが元気だったら実現していなかったかもしれません。

SM:昨年遂にCDも出されて、一年以上経ちましたけども、手応えや感じていることがあれば教えてください。

AH:CDを出せたということはひとつのマイルストーンにはなったかもしれません。でも最初のピークを越した後は残念ながら全然売れてないです。ホームの新丸子Derek and the Dominosでも、良いライブできたなーと思った時も一枚も売れないことがある。努力不足なんでしょうね。時間的な制約もあってあまり多くの場所でできていないということもあるかもしれないです。もっといろんなところを回って、CDを手にとってもらう機会が増やせたらな、とは思います。

SM:CDは売れない、という時代の流れもあるんですかね?

AH:握手券みたいのを付けるとか?! おぢさんと握手しても嬉しくないだろうししょっちゅういろんな人と常々握手してますからね(笑)。確かにCDをお金出して買う、というのは最近は廃れてきているのもかもしれませんね。まずはどっかにアップされてないかな?とか、YouTubeにアップされてないかな?とかね。まぁでも秀逸なジャケットだけを見て買ってくれた人も結構いましたけど(笑)。今日のライブをまた家でも聴きたいな、と思ってくれたら自然と買ってくれるとは思うんですけど、そこまで自分のパフォーマンスが至ってないんだと思います。

SM:今回のツアーの詳細について教えてもらえますか?

AH:3箇所でライブやるだけなので、ツアーと言ったら怒られそうですよね。まぁ、でも僕みたいなのが札幌行って3箇所もやらせてもらえる、というのがある意味奇跡というか、ありがたいなと思っています。普通はなかなか難しいのではないかと。

まず、初日は円山夜想(ノクターン)でやらせていただきます。先日昼間の仕事で札幌に行った時に夜ご挨拶に伺ったんですけども、本当に素晴らしいお店でした。なにしろバーボンの盛りが良い(笑)。そこかよ!と言われそうですがそういうところでそのお店がどういう心意気なのかわかると思うんですよね。で、アップライトピアノもあって、雰囲気も抜群。またやらせてもらえるように、一生懸命演奏して、そして来てくれた方々にたくさんお酒を呑んでもらいたいです。

SM:翌日はパークジャズライブですね、Sappro City Jazzの!

AH:はい、こちらも北海道在住の鍵盤奏者ケンさんのおすすめもあって、特に何かコネクションみたいのはありませんでしたが、普通にホームページから音源を送って、という。。(笑)いまごろ何やってんの?と言われそうですけども、43歳にしてそのようなレベルなので! ゼロからこういう機会ができるのが嬉しいですね。16日の12:45から札幌駅の地下街でやらせてもらいます。全曲オリジナルでどこまで盛り上がるか、聴いてくれる人がいるのか、その辺も含めてとても楽しみにしています。

SM:そして16日の夜は伝説のギタリストのいるあの店ですね!

AH:そうです。金安彰さん。70年代にEric Claptonの札幌公演の前座もやられたSky Dog Blues Bandのギタリスト。その名もSky Dog Bar。先日の札幌滞在時にも突如お邪魔してしまったのですが、70年代の名盤「札幌へ来てから」を聴かせてもらいながらしっぽりと酒を飲み交わしました。金安さんのような伝説のギタリストとこうして出会いご縁をいただくというのは、何か映画フィールドオブドリームスの世界のような雰囲気があります。当日は一緒に何曲かやってもらえるそうなので、いまから本当に楽しみにしています。

SM:札幌でも新たなつながりができるといいですね。最後に新譜の話を少しだけしてもらえますか?

AH:残念ながら前作を録音したオレンジスタジオが営業終了してしまいました。なので、すこし時間がかかるかもしれません。幸い4曲録音を済ませてあるので、あと6曲ほどオリジナルを録音して、完成させられれば良いなと思っています。よりフォーキーで、より味わい深く、よりやさぐれた時間のお供ができるような仕上がりを目指しています。

SM:ありがとうございました!


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