つ、ついにデビュー作!
1999年の結成以来いまや伝説となったNorth Cafe Yokohamaや新丸子Bar Derek and The Dominos, Thumbs UP! Yokohamaや鎌倉のBar RAMなど茶色いお酒とアメリカンロック好きなら誰もが知る名店でのライブを通して熟成された多摩川スワンプミュージックがいよいよCDに濃縮還元!
Hotel Congress First
旅や自由な生活に憧れつつも日々生きることに精一杯。出会いに別れ、少しの成功に失望のどん底。悲しみとよろこび、乱痴気さわぎと孤独な寂しさ。表裏一体の日々の暮らしのあれやこれやを、茶色いお酒とダメ声と枯れたアコースティックサウンドで癒す夜。Hotel Congressのまさかのファーストアルバムはそんなあなたにお届けしたい、珠玉の多摩川スワンプミュージックであります。
このアルバムには、10曲のオリジナルが収められています。どの曲も日本やアメリカを旅した日々から生まれたものばかりで、そこで出会った人から聞いたちょっとした愚痴だったり、近しい友人の嘆きだったり、自分のとんでもない失敗だったり、そんなことがベースになった、身の丈ミュージックといえるかな、と思います。
Tucson:
1995年にアリゾナ州ツーソンを訪れた時に出会った、赤い帽子をかぶったジムさんと、毎晩立ち飲みスペースで語り合った話がベースになっています。「古き良き日々のことはよく覚えているさ。でも今となってみれば俺にとってなんの意味もないんだ。新しい靴を見つけて、歩き出そうとしているわけだからさ。」
Uneasy Rider:
酒を飲みながら言葉遊びをしながら作った曲です。映画Easy Riderは勝手気ままな二人が旅をする物語。Uneasy Riderはいろんなことに不安で、落ち着かない奴が羽田から多摩川沿いを走ってくる(バイクでも自転車でもいいですね)。昔のように輝きたい、でもありがた迷惑にやられてしまった。君となんとかうまくやりたかったんだけど、やっぱり無理だった。なんて思いながら丸子橋を渡るとそこは多摩川スワンプ!すべての多摩川スワンプミュージック愛好家に贈るダメおじ賛歌!
Album Artwork by Tsutomu Kobayshi at Lamps Lodge.
Recorded and Produced by Jin Nagami at Orange Studio.
All songs written by Akira.